四国の道路最高地点 瓶ヶ森林道行ってきた

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以前、徳島県の道路最高地点落合峠を訪れました。ここは徳島県の道路最高地点っであって、四国の道路最高地点は別の場所です。どこかというと、愛媛県と高知県の県境にある瓶ヶ森という山沿いを走る瓶ヶ森林道にあります。標高は落合峠の1,590mよりも高い1,680mです。どんなとこなのか行ってきました。

なお、瓶ヶ森林道は12月から4月の間は冬季閉鎖となっています。また、前後のアクセス道路が災害や工事で通れないこともありますので、事前に調べておいた方がいいです。

瓶ヶ森林道へのアクセスルートは3つあります。

  1. 国道194号線の寒風山トンネル付近から入るルート
  2. 面河(おもご)渓谷から石鎚スカイラインで入るルート
  3. 高知県いの町本山から県道40号線で入るルート

四国の東側から来るなら1、松山方面から来るなら2です。高知方面からは3、と言いたいところですが3のルートはおすすめしません。というのも、3の県道40号線、ダム湖沿いをグネグネ走るいわゆる険道です。今回、1のルートで瓶ヶ森林道に入って3の県道40号線で抜けましたがすごくかったるいです。なので、高知方面からは寒風山トンネル付近または面河渓谷から入って、反対側に抜けるルートがおすすめです。

今回は1のルートで瓶ヶ森林道に行きますが、国道194号線に入るには愛媛県西条市まで行かないといけません。四国の右上に生息する中の人にとってはなかなかの遠距離です。
そこで、今回は西条市の隣の市、新居浜で前泊することにしました。

夕暮れ迫る国道192号線を西へとひた走ります。

ファンキータイム新居浜店のフラットブース

適当なお宿がなかったのでネカフェ泊です。横になれれば何でもいいやと思っていましたが、1時間おきに目が覚めてしまいました。ビジホより安いので昔はよくやっていたんですが最近はキツくなってきました・・・

早朝の新居浜市街

まぁそれでも横になれて体力回復したので朝もはよから出発です。
瓶ヶ森林道周辺には店舗どころか自販機もないので、食料調達は済ませておきましょう。コンビニか、国道11号線の西条インター付近に24時間営業のスーパーがあります。

西条インターの先でバイパスと分岐します。直進するとバイパスに入ってしまうので、松山・十温市方面に左折します。

左折して西条市街を抜けると加茂川を渡るので、渡ったところの鴨川橋交差点を左折して国道194号線に入ります。

加茂川沿いに194号線を走ります。

寒風山トンネルの直前、登坂車線が終わるところで寒風山方面に左折します。

この道は国道194号線の旧道で、現在の寒風山トンネルが開通して旧道になりました。瓶ヶ森林道の入り口は、この旧道にある旧寒風山トンネルの出口付近になります。
その旧寒風山トンネルに至る道ですが、ご覧のようにグネグネ山道を登っていくことになります。旧道の入口は、現在の寒風山トンネルの愛媛側と高知側それぞれにあります。現道から旧寒風山トンネルまで、愛媛側からだと約11km、高知側からだと約8kmです。現在の寒風山トンネルは原付でも走れるので、山道がかったるい人は高知側から旧道に入るのがおすすめです。
ただし、現在の寒風山トンネルは長さが約5kmという日本屈指の長大トンネルです。時速60kmで走っても5分ほどかかり、体感ではもっとかかってるように感じるぐらい長いです。

旧寒風山トンネルの高知側

旧道入口から30分ほどかかってようやく旧寒風山トンネルです。高知県側が瓶ヶ森林道の入口になります。ここは駐車場になっており、季節営業の喫茶店や公衆トイレがあるので休憩するのにちょうどいい所です。

瓶ヶ森林道は道は狭くてグネグネですが、尾根の南斜面を走る林道なので日が差して明るい林道です。また、ところどころで視界が開けて眺めの良い所もあります。

林道の入口からの距離が路面に表示されています

トンネルを二つ連続でくぐり、11キロの表示を過ぎた先が瓶ヶ森林道のハイライト区間です

瓶ヶ森林道のハイライト

まさに絶景、こんなとこ走れるところはそうそうないでしょう。秋吉台や四国カルストにも行ったことがありますが、そこよりも眺めがよい所だと思います

この辺、尾根の頂上付近で標高も高く、背の高い木がないので視界が非常に開けています。そのため太平洋まで見渡せそうな感じがします。実際見えるかどうかは不明ですが、四国最高峰の石鎚山付近で標高が高いので条件良ければ見えるかもしれないです。

この辺りは何年か前に車のCMで使われたくらいで、そのため知名度が上がって訪れる人も増えたらしいんですが、この日はあまり車とすれ違ったりすることもなく、それほどでもありませんでした。

この辺りを走ると空に向かって走るような感じがしてテンション上がります。天空の道なんて言われているのも納得できます。

ただ、この眺めのいい区間は1kmほどしかありません。しかもこの先でようやく林道の半分といったところ。林道自体はまだまだ続きます。

瓶ヶ森のピークの一つ、男山の下あたりが道路最高地点と思います

そして、走っている途中からでもちらちら見えると思いますが、高い山のあたりで林道が尾根の南斜面から北斜面に移ります。この高い山が瓶ヶ森のピークの一つである男山です。(標高は女山の方が高い)その男山の真下あたりが瓶ヶ森林道の最高地点になります。

このカーブと思われます

で、実際その辺まで走ってみると、上の画像のカーブを境にのぼりから下りに転じています。事前にネットで調べた限りの情報でもこの辺りが最高地点ぽいです。落合峠は立派な標識があったんですが瓶ヶ森林道には標識がありませんでした。2,3回往復してみたんですがそれらしきものは影も形もなしです。高度計付きのGPSとかあればよかったんですが、事前にある程度場所の見当がついていたのと、予算的にアレなので見送りました・・・・

そういうことにする

それはともかくとして、とにかくこのカーブでのぼりから下りに転じているのでここを四国の道路最高地点としますしましたそういうことにします。

やはり最高地点の標高1,690mだけあって背の高い木がなく、遠くまで見渡すことができて眺めはとてもいいですね。

また、この最高地点の少し先が駐車場になっており、そこから瓶ヶ森の頂上へ上ることができます。ただし、結構な山道なので、それなり登山靴などの装備が必要です。
ちなみにキャンプ場もあるそうです。いつかここでキャンプしてみたいですね。

それから、ここの駐車場にはトイレがあるので、ここで休憩することもできます。

一息入れたら出発です。駐車場あたりから尾根の北側に移って下っていきます

この分岐を左に下ります

しばらく走ると石鎚スカイラインとの分岐点になるよさこい峠です。今回は左に下って高知県道40号線に入ります。こちらの道はぐねぐね山道なので、石鎚スカイラインで面河渓谷に出たほうが楽だと思います。

県道40号線に入るとこんな感じの山道で谷底まで下っていきます

ぐねぐね山道をダム湖沿いに走っていきます。こんな感じの道が長いこと続くので地味にかったるいです。

ぐねぐね山道を延々走り続けてようやっと国道194号線との合流地点のいの町本山です。ここを左折すると瓶ヶ森林道の東側入口の寒風山トンネルや伊予西条、右折すると高知方面です。
今回はここを右折して下っていきます。

国道194号線を本山から高知方面へ下ると、本山の先の新大森トンネルから上八川までの区間はダイナミックな下りとなっていて走っていて非常に楽しいです。カーブも多いんですが急というわけでもなく緩急ついてますし、ところどころで視界が開けるので走っていて楽しめるところです。また、交通量もそれほど多くなく、快適に走ることができます。

似たような道は知っていますが、ここが一番走っていて楽しい所ですね。正直、ここを走るためにもう一回来ようかと思うほどです。

上八川まで下ってきたら、その先にある道の駅へ寄り道します。

道の駅 633美の里

上八川の先にあるのが道の駅633美の里です。売店や食堂も併設されていて、一息入れるのにちょうどいい道の駅です。ローカルフード好きの中の人としては何か面白いものはないかと物色してみましたが、今回は特に目新しいものはなかったです。食堂の方は地元の食材使った天ぷら定食やそばがあり、興味をそそられましたが昼食のタイミングに合わなかったため今回は見送りました・・・

一息入れたら出発です。上八川まで引き返して国道439号線に入ります。

これが酷道ヨサクだ!

国道439号線と言ったら整備が追い付いていない酷い道という意味で酷道ヨサクとか言われてる道路ですが、真ん中あたりの仁淀川町~上八川~大豊の間はご覧のような二車線快適路線として整備されています。
こんなんじゃ酷道じゃなくてただの地方道路だよ!という酷道好きな人もいるでしょうが、この前後の京柱峠とか四万十川の源流あたりは相変わらずの酷道っぷりらしです。徳島の神山あたりでも、整備が進んでいますが酷道の香りが残っています。

快適な二車線道路と化した酷道ヨサクをすっ飛ばして、うどん県民の命綱である早明浦ダムがある土佐町に入ります。道の駅土佐早明浦はスルーして先に進みます。

右手にあるのが末広ショッピングセンター

少し走ったところが土佐町の中心街になる田井で、そこにある末広ショッピングセンターに寄り道します。

このスーパー、この規模のお店としては妙に弁当やら総菜が充実している上にイートインコーナーまであるので、この辺まで来たときはだいたい立ち寄っています。
また、100均コーナーもあり、近くにホームセンターもあるのでキャンプで諸々の買い出しをするときに便利な店です。

一息入れたら出発です。そのまま国道439号線を大豊方面に走り、大豊インターの先のトンネルを抜けたら国道32号線です。

国道32号線に入ったら徳島方面へひた走ります。大歩危を過ぎ・・・

近づくにつれて雨の気配が漂ってくる雲におびえながら池田の町を抜け・・・

国道192号線に入って徳島方面を目指します。

新居浜からの走行距離が約270kmぐらい、距離は短いとはいえ朝もはよからエイプにのってるとケツが痛いです。1時間に1回ぐらいは休憩入れないとケツが持たないですね。ゲルザブとか入れてみようかと思うんですが効果は出るんだろうか不安でイマイチ入れてみようという気になれないですね。ちょくちょく休憩とったほうが効果ありそうな感じです。

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