エイプの外装パーツ シビックと同じ色で塗装する

エイプカスタム
【エイプカスタム】エイプの外装パーツ シビックと同じ色で塗装する
中の人に塗装の才能はないことが再確認されました。エイプの外装をシビックと同じチャンピオンシップホワイトに塗装しました。タンク塗装はレベル高すぎるのでショップに出しましたが、前後フェンダーと左右カバーは自家塗装しました。・・・自家塗装失敗しましたが、根性コンパウンドでなんとかなりました(なりました)素人整備です。作...

先日エイプのシートを交換したらタンクの塗装ハゲが露出してしまいました。このタンク、側面にヘコミがあったりあちこちキズがあったり裏側サビサビだったので、ショップに出してペイントしてもらいました。

それに合わせて、フェンダーとかサイドカバーもタンクに合わせて自家塗装しました。・・・まぁウレタンクリアに失敗してしまいましたが見た目はきれいになったので大満足です。

ステッカーも変えてみました

塗装する色について考える

今回塗装するにあたり、純正色であるクラシカルホワイトで考えていました。ただ、この色はバイク用の色なので、車のペイントスプレーとは違います。車であれば、車体のカラーコードを調べてホームセンターでソフト99とかホルツのペイントスプレーを購入することができますが、バイク用のものは売ってません。

デイトナからバイク用のペイントスプレーが販売されていますが、そこらへんのホムセンでは買えないですし、そして高い(重要)

そもそも、車用の場合は塗料メーカーが純正と同じものを販売していますが、バイクの塗料の場合、色を作るレシピのようなものが公開されておらず、塗装する場合は自分で色を混ぜ合わせて作っています。なので、バイクパーツのペイントショップのサイトとか見ても、「純正色再現に自信あります!」みたいなことをうたっています。

こうなると、ショップによって塗料の調色に差があるため、ショップで塗ったパーツの色と車体の色がなんかちがう、みたいなことも起こるわけです。また、ショップのレベルによってはエイプの純正色のクラシカルカラーがどんな色なのか知らない可能性があるので出来栄えに不安があります。そして、キズとかサビができた場合、同じ色が売っていないので直すのも一苦労です。

逆に、車用の塗料の場合、塗料メーカーがカラーコードに従って同じ色を販売しているので、どこのショップでやってもらっても同じ色になります(出来栄えに差はあるでしょうが)また、キズとかの補修も、そこらへんのホムセンで同じ色のペイントスプレーが手に入るので簡単にできます。

というわけで、今回はタンクとフェンダー等のパーツを車用の塗料で塗装します。これなら、ペイントに出すショップも車用のこのカラーコードの色で塗ってくれ、と注文すればその塗料でペイントしてくれるので思ってた色と違う、ということは回避できます。

結局ホンダのチャンピオンシップホワイトに決めました

では車用の塗料のどの色で塗るのか、という話ですが、あれこれ悩んで結局ホンダのチャンピオンシップホワイトにしました。

決め手としては、クラシカルホワイトと同じようなクリームが入ったような色なので、色を変えても違和感がなさそうだからです。あとは同じホンダだから、といったとこです。

ちなみに、同じクリームが入ったような白系の色として、日産ティーダのホワイトパールなんかも考えました。実家の車がコレなので見本があってわかりやすかったんですが、パール系は難易度が上がるらしいので、ソリッドカラーのチャンピオンシップホワイトにしました。

タンクはショップに出しました

ショップに出す前にタンクを取り外してガソリンを抜いてキャップとかコックとかマウントゴムは外しておきます。ガソリン抜くのが意外とめんどくさくて、走り回ってできるだけ減らした後、タンクに残っていたのは耐油チューブつないで車に移し、さらにキャップを外して2~3日放置して揮発させておきました。ガソリン臭が残っていると宅急便で出せないのでキッチリ抜いておきます。

塗装前がこちら。

塗装前の純正クラシカルホワイト

そして塗装後がこちらです

塗装後のチャンピオンシップホワイト

比べてみるとこんな感じです

左:クラシカルホワイト                    右:チャンピオンシップホワイト

照明の関係でちょっとわかりにくいですが、チャンピオンシップホワイトはクラシカルホワイトに比べてクリームが弱いです。それでも、軽トラのような真っ白な白ではなく、クリームが入っていることがわかる白です。チャンピオンシップホワイトの方がすっきりして見えますね。

また、ステッカーも張り替えてもらいました。エイプロゴではなくホンダのウィングマークです。エイプの後期型もタンクのステッカーはウィングマークですが、後期型のステッカーは廃盤で手に入らなかったため、ホンダの汎用純正品を張ってもらいました。この汎用純正品、エイプ用ウイングマークと比べて一回り大きくなります。そのため、悪目立ちするかなぁと思いましたが、意外とちょうどよい大きさに見えます。やっぱりホンダのバイクと言ったらウィングマークですね。

自家塗装は失敗しました!

前後フェンダーや左右サイドカバーについては予算不足なので自家塗装します。というか、フロントフェンダーはヤフオク購入のFRP製謎レプリカ、リアフェンダーとサイドカバーは傷だらけなのでショップに出すとやりとりがめんどくさそうです。まぁ失敗したのでそんなんどうでもいいんですが。

失敗しました!(キレ気味)

ソフト99のチャンピオンシップホワイトで塗装して、たっかいウレタンクリアを吹いたんですが見事にツヤがありません。ハイライトの消えたお目目のようです。私のお目目からもハイライトが消えました。

表面ザラザラガッサガサ

表面がゆず肌というのでしょうか、ツヤ感ゼロな上に手触りもガッサガサのザラッザラです。なんということだ・・・

失敗の原因としていくつか考えられます

失敗の原因その1 塗装ブースの使い方が悪い

今回塗装するにあたり、屋外でのホコリ除けとしてポップアップサンシェードを塗装部うす代わりにしましたが、その使い方が悪かったようです。

ポップアップサンシェード

入り口をふさいだうえに中に段ボールの壁まで作っています。今にして思えばなんでこんな使い方したのか。あまり考えずにホコリ除けのことばっかり考えてたんだろうなと思います。

そりゃこんなせまっくるしい所でスプレー吹いたら拡散せずに滞留してうまいこと塗装できなくなるわけです。

ただし、この塗装ブースとしてサンシェードを使うのはアリです。実際、自家塗装のハウツーとしてサンシェードを使うというのはよくある方法です。また、屋外で塗装する場合は無風であることが望ましいんですが、そんな都合よく休みの日に晴れて無風ということにはめったになりません。限られたスケジュールの中で行おうとすれば、最低限風よけの道具は必要です。

こんな風に入り口をふさいだり段ボールを置いたりせず、大きく開けて中を広く使うようにすればうまくいったんじゃないかと思います。

失敗の原因その2 ペイントスプレーの使い方が悪い

スプレー缶で塗装する場合、いろいろなコツがあります

  • 最初は薄く塗り、2回目3回目と厚くしていく
  • スプレーを向ける向きと動かす速度
  • 最後は塗料が垂れるギリギリをねらう

などです。事前に調べたり頭でわかってたりしていても、実際にできるかどうかは別問題です。

やっぱり、100円ショップで同じ素材の小物を買ってくるとか、中古のジャンクパーツを購入するとかして、事前に塗装の練習をしておくべきでした。スプレー缶にしたって、フェンダー等4点ぬっても塗料余るぐらいだったので練習したうえで本番で塗っても十分な量があります。

失敗の原因その3 一度にやりすぎ

ウレタンスプレーを使ったんですが、このスプレー、使う際に中身を混ぜ合わせて使います。混ぜ合わせると徐々に硬化が始まって、12時間ぐらいで使えなくなります。ようは時間制限があるということなので、途中で硬化したらたまったもんじゃないので4点を一度に塗装しました。

前後フェンダーと左右カバーの4点を一度に塗装したんですが、1点にスプレー吹いたらある程度乾くまで待ってから次のパーツを塗装します。そのため、各パーツ毎の塗装間隔が20分ほど空いてしまいました。

今回使用したソフト99のペイントスプレーの場合、重ね塗りの際にあける間隔は10分程度です。20分だと、もう塗料が乾いてしまってるかもしれません。そのため、何回か重ね塗りしてもまったくツヤが出ませんでした。塗装してる最中はまぁこんなもんなのかなぁ程度にしか思っていませんでしたが、後で調べてみると重ね塗りがうまくいけばある程度ツヤ感が出るらしいです。

そして、ウレタンクリアを吹く際に重要なのが、最後の重ね塗りからの時間です。ソフト99の場合、ペイントスプレーで最後の重ね塗りしてから2~5分以内にクリアの1回目を吹いてやります。ペイントスプレーが完全に乾く前に塗らないと、塗料とクリアがうまいこと重ならないらしいです。

4点を一度に塗装した場合、そんな時間の余裕がないため、最後の重ね塗りが乾いてしまってからクリアを吹いていたようです。そもそも、クリアも重ね塗りする場合は10分程度開けて使うものです。

なので、前後フェンダーの2点を先に塗装してクリアまで吹いた後、左右サイドカバーの塗装とクリアをするという風に分けてやるべきでした。ウレタンクリアのスプレー缶が硬化するのが怖かったので4点を一度にやったんですが、実際、硬化するまで時間の余裕は十分ありました。2点ずつ、プラサフからやっていっても硬化する前に塗装できたと思います

根性コンパウンド

失敗してしまったものはしょうがないので、コンパウンドで磨いてみました。タンクキャップをやったときのメタコンと液コンがあったのでそれで磨いてみます。

フロントフェンダー コンパウンド前
フロントフェンダー コンパウンド後

メタコン磨き3セット、液コン磨き2セットかmして磨きまくったところ、結構ツヤツヤ感が出てきました。新品樹脂パーツと同程度にはツヤが出ています。希望が見えて私のお目目にもハイライトが戻ってきたので残りのパーツも同様にコンパウンドで磨きまくってツヤ感出るようになりました。

ちなみに、後で気が付いたんですが、ここまでガッサガサのザラッザラだと、コンパウンドの前に2,000番の耐水ペーパーで磨いてからやるとコンパウンドと時間の節約になると思います。

取り付けてみました

タンクと磨いた各パーツを取り付けてみました。フロントフェンダー取り付けるときはタイヤ外さないと取り付けられないのが地味にめんどくさいです。フロントだけ持ち上げるっていのが意外と大変。

ビフォー
アフター

色の違いが分かりにくいですが見事なまでにきれいになりました。チャンピオンシップホワイトはクラシカルホワイトよりクリームが弱いので白い色になりますが、それでも真っ白ではなくクリームが入った色です。白さが増した分、すっきりした印象になりました。

あと、サイドカバーのステッカーも変えています。純正のサイドカバー用エイプロゴが廃盤で手に入らなかったため、タンク用エイプロゴを張っています。サイドカバー用より大きくなりましたが、意外といいアクセントになっていると思います。

タンク回りもスッキリ

一番目立つタンク回りのヘコミとか塗装ハゲとかキズとかも無くなって、もう見違えたようにきれいになりました。ショップに出したタンクと、自家塗装したフェンダーやサイドカバーとの色の違いもなく同じ色で塗装されているというのがわかります。

結構大掛かりな作業になったり塗装失敗したりもしましたが、ここまできれいになるとやってよかったと思います。今後はキャリアとかステップとかも手を入れていくつもりです。

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