ディスク化でもなくとも、フォークのオーバーホールでスプリング交換とかホイール交換とかマフラー交換とかで不要になったパーツがいくつも出てくると思います。今回のディスク化なんかだと、ドラムエイプの前後足回り一式、ホイールやらタイヤやら結構出ました。
こういう大物パーツ類の処分ってのは結構厄介だと思います。バイク丸ごと一台であれば、車と同様に二輪車リサイクルシステムでリサイクルに回すことができますし、買い取り業者もそこらじゅうにあります。しかし、パーツ単体だと対応してもらえません。
市町村のごみ処理施設にもっていってもいいですが処分料かかりますし、あからさまにバイクパーツだと断られたりなんかもします。かといってバイク屋に持ち込んだところで、自分の店がかかわってないものの処分なんかを引き受けてくれる奇特な店もそうそうないでしょう。
私も、今回ディスク化する前から外したパーツの処分については悩んでて、部品購入したあたりからいろいろ調べながら同時並行でディスク化を進めてました。結局、いろいろ悩んだ挙句、あちこち持ち込んで処分しました。
その中で、はじめてスクラップ業者に持ち込みました。持ち込む前はちょっと不安でしたが、ネットで下調べして、いくつか事前に準備を済ませておけば、意外とあっさり処分できました。
今回私が大物のパーツを処分するにあたって検討した方法とか持ち込んだ先とかを紹介します。
バイクパーツの処分先
売れるものは売って処分する
一番いいのは売れるものは売ってしまうことです。お金にもなりますし、最悪送料ぐらいの値段が付けば赤字にはならないでしょう。売却先で有名どころは以下のようなところでしょうか
- ヤフオク
ド定番ですね。昔っからの有名どころです。利用者が多い分、買い手が見つかる可能性が高いです。というかディスク化のパーツ買ったのもここだし・・・ - メルカリ
ここ数年で有名になったフリマサイトですね。ヤフオクとの違いは匿名配送とかが使いやすいということでしょうか。ちなみに Type D のサービスマニュアルはヤフオクにもなかったのでメルカリで購入しました。 - アップガレージなどのパーツショップ
パーツの状態がよく、ノーブランドの安物でなければここに持ち込むのもアリです。私はアップガレージに買ったはいいけどうるさすぎて100kmも走らずに外したマフラーとか、使わずじまいのタンクバッグとかを持ち込んで売ったしたことがあります。ただし、自分でヤフオク等で売却する場合に比べて金額は安くなってしまいそうです。 - ジモティーに出す
タダでもいいから引き取ってくれ!というようなときに出すと意外と貰い手が見つかるのがジモティなんだとか。ジモティなら相手に引き取りに来てもらうこともできるので、ここに出すのもアリですね。ただし交渉とかやりとりがめんどくさそう。
アップガレージ等の店舗なら持ち込めば買い取ってくれそうなのですぐ処分できますが、ヤフオクとかだと売れるまで時間がかかることがあります。特に出品数が多いドラムエイプのパーツとか、送料とトントンになるぐらいの安値でも買い手が見つかりそうになさそうでした。
あと、スイングアームとかホイールの梱包がめんどくさくなったのと、別の事情で引越しが迫っており間に合いそうになかったので。結局ヤフオクジモティとかは出しませんでした。というか売れなかっただろうな・・・・
スクラップ業者に持ち込んで処分
結局、さっさとと処分する必要があったので、自分でレンタカー借りてスクラップ業者に持ち込んで処分しました
フロントフォーク、スイングアームやホイールなんぞの大物は上記のスクラップ屋さんに持ち込みました。スクラップ業者に持ち込みとなると、荒っぽい対応とかされないだろうかちょっと不安になるかもしれませんが、そういうのは業者次第だと思います。
ネットで近所のスクラップ業者を検索すると各社の雰囲気がわかります。上記の業者を選んだのも、ホームページを見て雰囲気よさそうだったからです。あと、家から近かったというのもあります。
実際、持ち込んでみても対応してくれたスタッフの方の雰囲気はよかったです。すさんでるわけでも荒いわけでもなく、ガソリンスタンドの店員さんみたいな明るいノリでした。
スクラップ業者に持ち込むときはいくつか準備が必要でした。
- オイルの入ってるものは分解するなどしてオイルを抜いておく
今回はフロントフォークがこれに当たりますね。分解してオイルを捨てて、パーツもふきとっておきました。 - できる限り分解してパーツ単体にしておく
ホイールがそうなんですが、タイヤを外し、ブレーキパネルも外して中身も外してしまいました - 大雑把でいいので素材別に分類する
鉄とアルミとステンレスに分けておきます。磁石にくっつくのが鉄で、くっつかないのがアルミかステンレスです。バイクパーツにステンレスは特定の箇所(マフラーとか)にしか使わないと思います。私の場合は結局見た目で決めました。また、ハンドル周りはアルミが多かったですね。 - よくわからないものはよくわからないものでまとめておき、スクラップ業者に確認してもらう
ブレーキシューとかクラッチワイヤーとか、よくわからないものはよくわからないものでまとめておき、スクラップ業者のスタッフさんに確認してもらいました。
混ざってしまうと分類する手間があるので買取価格も下がってしまいます。
結果、スイングアームやホイール等の大物は処分することができました。しかも多少なりともお金になります。まぁキロあたり30円とか40円なので大した値段にはなりませんが、処分料払わなくて済むのはありがたいです。
ただし、クラッチケーブルやスピードメーターケーブル、ハーネスなんかは引き取ってもらえませんでした。やっぱりゴムと鉄がくっついてるようなものは分別ができないので断るそうです。
タイヤとバッテリーはバイクショップに持ち込んで処分
外した古タイヤと、鉛バッテリーは近所の二輪館で引き取ってもらいました。そこで購入したわけでもないんですが、持ち込んだら処分してもらえました。しかも無料でした。店舗によるのかな?
ただし、処分してもらったのは鉛バッテリーだったので、リチウムイオン系はどうなるかはわかりません。ショップに聞いてみてください。私は、リチウムイオン系のバッテリーをエイプに積んでいますが、購入したネットのショップに問い合わせたら送料元払いで引き取ってもらうことができました。
最後は自治体の処分場に持ち込み
スクラップ業者でも引き取ってもらえなかったクラッチケーブルやハーネス類ですが、これは自治体のごみ処理場に持ち込んで処分料払って不燃ごみとして処分してもらいました。ただ、単体で持っていくと断られそうだったので、ほかの不燃ごみと一緒に処分してもらいました。あと、大量に持っていくと業者が処分に来たと思われて断られるかもしれません。
実際、バイクパーツとは別に引越しゴミをレンタカーに大量に詰め込んで何回か通ったら、「引っ越し業者の人じゃないよね?」と聞かれました。まぁ、モノをため込んで汚部屋にしてしまうタイプなので引越しのたびに大量にゴミ捨ててるからさもありなん・・・
あと、私のエイプにはありませんが、カウルなんかも基本プラスチックなので自治体のごみ回収で処分することができます。大きければ粗大ごみ扱いですが、切断するなどして各自治体のルールに沿って処理すればゴミ回収で持って行ってもらうこともできそうです。
結局、スクラップ業者とかバイクショップとか自治体のごみ処理場とかあちこちに持ち込んで処分することができました。スクラップ業者に持ち込んだのはいい経験になりましたね。荒くともすさんでるわけでもなく、フツーに対応してもらえました。あんまり経験することがないのでしり込みしてしまうかもしれませんが、ネットで下調べして持っていけば大丈夫だと思います。
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